株式会社ジャストライト/福岡/愛媛県/死亡事故/6割が高齢者/単独事故

株式会社ジャストライト/福岡/愛媛県/死亡事故/6割が高齢者/単独事故

愛媛県死亡事故の6割が高齢者、高齢者による単独事故も増加

県警交通企画課がまとめた昨年の交通事故発生状況によると、死者は78人(前年比1人増)、負傷者は4758人(同559人減)で、50年ぶりに死傷者数が5000人を下回った。一方、警察庁によると、人口10万人当たりの死者数は愛媛が5・67人で、福井(5・88人)に次いで全国ワースト2位だった。【木島諒子】

 

すべての死亡事故について同課が分析したところ、78人のうち65歳以上の高齢者は48人で約6割を占めた。高齢者が関係する事故の発生件数は1511件と前年より92件減ったが、車両の単独事故が増えているという。

 

交差点での事故の死者は31人(前年比8人増)。そのうち信号のない交差点での事故が19人(同9人増)と大幅に増加した。

 

歩行中に事故に遭って亡くなったのは26人(同3人増)で、うち夜間が18人(同5人増)と約7割を占めた。18人のうち反射材を着用していたのは1人だけだった。道路を横断中が21人(同6人増)。走行中の車から見て右から左への横断が14人と約7割を占めた。

 

自転車に乗っていて亡くなったのは14人(同1人増)で、高齢者は11人(同4人増)。夜間は4人(同3人減)だったのに対し、昼間が10人(同4人増)と多かった。

 

乗用車など四輪に乗っていて亡くなったのは27人(同3人増)。シートベルトの着用対象者26人のうち、9人は着用していなかった。同課は「9人のうち6人はシートベルトを着用していれば助かったと思われる」と分析している。

 

全国的に高齢者が単独事故を起こしたり、夜間認知症などで徘徊しなくなるケースも多くなっている。夜間運転する際は普段よりもよく注意して運転するよう心がけよう。また、シートベルトの絶対着用をするよう広めていき、少しでも多くの事故が減るように祈る。

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